白鵬「ついていくだけ」再出場遠藤下し栃ノ心に1差

遠藤(左)を送り出しで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(33=宮城野)が、この日から再出場した小結遠藤(27=追手風)を下して1敗を守った。

 立ち合いで一気に土俵際まで追い込んだ際にいなされたが、左に逃げる遠藤をさらに追いかけ、中に潜ってきたところをいなして送り出した。「いなされて離れた分、間をとりながらね」と余裕があった。

 相手は負傷した上腕二頭筋にテーピングをしていて、負傷相手にやりにくさがあったかを問われるも「まぁ、一番一番ですよ」と気にはとめず。自身初の2場所連続休場明けからの優勝に向けて、1差で関脇栃ノ心を追う展開に「今まで通りついていくだけです」と淡々と話した。