グラミー賞を受賞した指揮者の小澤征爾氏(80)の、記者会見の主なやりとりは次の通り。
冒頭で小澤氏があいさつ。
小澤氏 どうもありがとうございます。もちろん、びっくりしています。僕の仲間のサイトウ・キネン・オーケストラと一緒にやったという気持ちが大きいので喜びを分かち合いたい。「こどもと魔法」はパリのオペラ座の支配人に頼まれてやった僕のパリデビューのオペラだった。僕にとっては因縁のあるオペラ。みんなと賞をもらえてうれしい。
-大病をされて復帰公演が「こどもと魔法」だった
小澤氏 今でも(会見では)オタオタしていますけど、そのころはもっとオタオタしていた。いかにオーケストラが素晴らしかったか。いかに歌い手が素晴らしかったかということでしょう。
-受賞されてあらためて思ったことは
小澤氏 そうですね、これ(グラミー賞)をもらった後はへたはできませんよね。「こども-」は世の中でやっているオペラ座のレパートリーにはない。これを機会にこのオペラがポピュラーになればいいですね。「こども-」といえば、みなさんが見に行きたいなとなれば、僕の本望です。やんちゃな子どもが最後に「マム(おかあさん)」と言って終わる。人間の性善説でなかなか奥深い。
-グラミー賞には8度ノミネートされた
小澤氏 僕みたいな商売をしていると、8度もノミネートされたのは全く覚えていない。マネジャーは分かっているかもしれないけど。
-一番うれしかった祝福の声は
小澤氏 息子(俳優で長男の征悦)はロサンゼルスにいる。(受賞は)もちろん知っていると思うけど…。
-今後、挑戦したいことは
小澤氏 以前に大手術した。それまでは自分の体のことなんて考えたことはなかった。自分の体のことで迷惑を掛けたので、そうならないようにやっていきたい。