一緒に飲めるアイドルこと“飲みドル”の「チャッキーズ∞インフィニティ」が17日夜、東京・渋谷でメジャーデビューイベントを行い、飛躍を誓った。

 80年代のバブル期をほうふつとさせた。1曲目のメジャーデビュー曲「お酒は二十歳から」では、ジュリ扇パフォーマンスを披露し、ファン約150人もジュリ扇を振って盛り上げた。所属事務所社長兼リーダーの倉本あやは「ついにこの日を迎えることが出来ました。本当にありがとうございます。これからも働く人を癒やして、応援して、一緒に『バカヤロー!!』と言えるような飲みドルになりたいです」と目を赤くした。

 メジャーデビューを迎えるにあたり入念に準備した。衣装は2組用意し、メンバーの担当色も決めた。前日16日には“サラリーマンの街”こと東京・新橋で決起集会を行い、馬肉を食して気合を入れた。飛鳥ピアスは「メンバーは個が強いため、社長(倉本)はまとめるのに苦労したと思います。社長は頑張った」と、倉本を思いやった。

 ただ、デビュー日当日もチャッキーズらしかった。開演30分前に“現役OL”の紫式部が、仕事を終えて慌ただしく会場入り。特に、他のメンバーも動揺することはなかった。ライブでは同曲など計4曲熱唱した。

 また、この日、新メンバー候補の募集も発表した。カラオケ「ジョイサウンド」で歌唱した動画を投稿すると、選考通過者は今年5月の最終審査に進めるという。チャッキーズは、グループを「88人体制」にする目標を掲げている。倉本は「全国展開する時が来ました。無限の可能性を信じて、多くの人に応募してもらいたいです」と呼びかけ「東京ドームで飲み会ライブをしましょう!!」と、さらなる夢を語った。

 チャッキーズは13年8月に結成。正社員、派遣社員などの雇用制度で現役OLも在籍する。自称「癒やし系アフターOL」を名乗り、宴会での乾杯を「わっしょい!」とコールするのが特徴。小笠原奈々はビール中ジョッキ25杯を飲める酒豪でもある。デビュー曲のオリコンデーリーランキングは14位だった。