落語家笑福亭鶴二(48)が11日、大阪市内で落語家生活30周年を記念した独演会を大阪と東京で行うことを発表した。大阪は7月10日に国立文楽劇場(大阪市中央区)、東京は8月6日に国立演芸場(東京都千代田区)で開催する。
6代目松鶴の最後の弟子となる鶴二は「20周年はイケイケ、ドンドンでしたが、30周年は新たな旅立ちです。リセットして一からスタートを切りたい」と意気込んだ。
大阪の独演会では大ネタの「百年目」「御神酒徳利」に挑戦する。中学3年のとき6代目松鶴に入門した鶴二は「百年目」のネタは修業時代がオーバーラップするという。「師匠の奥さんに買い物に行ってきてと言われて、何を買うのかをよく忘れた」。「奥さんに何を買ってくるんでしたっけと聞くと…、奥さんからまだ買うモノは言っていないよ」。かつての大ボケぶりを“オチ”をつながら振り返った。
大阪の独演会には元落語家の実業家、横山信治氏(55)、傘の上で玉を回す太神楽(だいかぐら)曲芸のザ・ラッキーをゲストに招く。
鶴二は文化庁芸術祭優秀賞や繁昌亭大賞を受賞している上方落語の期待の中堅だ。東京の独演会では兄弟子の鶴瓶から教わった「らくだ」を披露する。「師匠の『らくだ』の舞台を見たときは、これは僕には一生できないネタと思った。でも鶴瓶兄さんの『らくだ』はこれやったらと…。一筋の光明が差した」と笑わせた。東京の独演会には落語家柳家喬太郎(52)をゲストに迎える。