SMAP騒動、ニューヨーク・タイムズが1面に

 20日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本の人気グループ「SMAP」の解散を多くのファンが強く惜しんでいると伝える記事を1面に掲載した。米国の読者に、日本での騒がれ方は「ビートルズの解散」などを想像すれば分かりやすいなどと解説した。

 記事は、代表的ヒット曲が多くの日本の学校で教材として使われていることなど、SMAPの社会的影響力の大きさを説明。解散について日本の複数の閣僚が発言し、熱心なファンがネットに「日本が終わる」と書き込むなど、衝撃が大きいことを紹介した。

 また、所属するジャニーズ事務所が、少年たちを厳しく訓練してSMAPのような人気アイドルに育てていると指摘。こうしたビジネスモデルは中国や韓国で、子どもの芸能活動で得られる利益の多くが事務所のものとなる「奴隷契約」につながったとも説明した。