風見章子さん死去 おばあさん役で晩年まで活躍

 品のあるおばあさん役で親しまれた女優風見章子(かざみ・あきこ)さん(本名・中村フサ=なかむら・ふさ)が、9月28日午後、老衰のため東京都福生市の病院で死去した。95歳。葬儀・告別式は近親者で行った。

 所属事務所によると8月末に肺炎で入院。入院中は「退院したら仕事をしたい」と女優魂をみせていた。東京・浅草を拠点に喜劇を上演した「エノケン一座」を経て映画界入り。1939年の内田吐夢監督の名作「土」のヒロインに。42年には「母子草」に主演した。戦後は内田監督の「宮本武蔵」、黒沢明監督の「赤ひげ」などに出演。13年の映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」に出演するなど晩年まで活動。テレビでも「ケンちゃん」シリーズなどに出演した。