さんま、同便のたけしから「隠れてんだから動くな」

明石家さんま

 明石家さんま(61)が年始のオーストラリア旅行からの帰路、偶然ビートたけし(69)と同じ便に乗り合わせたエピソードを明かした。

 14日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」でさんまは、正月の恒例となっているオーストラリア旅行に行って来たことを報告した。同時期にビートたけしもオーストラリアにいたことはさんまも知ってはいたが、日本に戻る際、偶然にも帰りの便が同じになった。少し席は離れてはいたが、「なんか飛行機の中で、あっ、俺とたけしさんが今ここにいるんだと思うと」と不思議な気分になったという。

 当然たけしは周囲に気づかれないように座っていたが、座席が窓際ではなかったため、さんまは気を使って「代わりましょか?」と声をかけたらしい。しかし、たけしに「だから、俺隠れてんだから、お前な。いちいち動くなって言ってんだろ」と怒られてしまったそうだ。

 そんな中、少し困ったこともあった。さんまは2列目、たけしは5列目くらいだったのだが、さんまの前の席に乳児が乗っていた。その父親が5列目にいて、たけしの隣の席だったらしい。父親はそれを知らずに、乳児の近くでさんまも嫌だろうと「自分の席と代わっていただけないでしょうか」とさんまに頼んできたそうだ。さんまは「たけしさんの横で、ずーっとオーストラリアから一緒なんてアホかと。たけしさんも気を使うやろうし。隣の席に座ったら、一応『最近、どうでっか?』って話するやんか。たけしさんにも迷惑かかるし、寝ることもできない。だから、『いや、こっちもな、色々と代わられへん事情があんねん』って言うて」断ったことを明かした。

 はじめはその父親も事情がわからずに「え? 何がですか?」と言ってきたが、さんまも「ええねん。色々あんねん」と繰り返すのみ。しかし、後になって気づいた父親から「分かりました。たけしさんですね」と言われたという。