小池栄子が助演女優賞「世界一難しい恋」で恋愛指南

ドラマグランプリで助演女優賞に輝いた小池栄子(撮影・たえ見朱実)

 小池栄子(36)が「第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」助演女優賞に輝いた。日本テレビ系「世界一難しい恋」で大野智(36)が演じた主人公に恋愛指南までしてみせる有能な秘書を演じた。2人のコミカルなやりとりが視聴者の間で「かわいい」「最高」と話題になった。同ドラマは作品賞も受賞、主演男優賞と合わせ3冠となった。

 トロフィーを手にした小池は「ありがとうございます」と笑顔で喜んだ。恋愛が不得手で性格は頑固という主人公を支えるクールな秘書、村沖舞子を演じた。手取り足取り恋愛指南する場面が印象的だった。「母でしたね。息子の相手としてふさわしいか、見定めていた感じです」。2人の演技がぴったり息が合っているという声もあったが「現場で社長に会うのが楽しみでした。大野君は本当に天才。忙しくて、睡眠がとれていないだろうに、ほぼNGを出さないで完璧に演じきってました」。

 間(ま)の取り方や表情も工夫が感じられた。「こだわりのある監督で、表情のつくり方など微調整をしてくれたので、監督がつくってくれた村沖舞子だと思いますね」と謙遜する。

 グラビアアイドル、バラドル、女優など多方面で活躍中だ。「マルチにできたほうが人生楽しいと思います。最近は役者の仕事が多いですね」。もともと女優志望だったが、水着グラビアで人気を獲得した。「初めは抵抗がありました。でも『やるからには一級品になれ』と父に言われて、その後バラエティーに出させていただいて。でも女優をやりたいなと思って舵(かじ)を切って。グラビアでは表現力、バラエティーでは笑いの間も取れるようになった。いろいろ学べました」。

 「世界一難しい恋」は続編を期待する声もある。「また、やりたいねという雰囲気で収録が終わりましたから、続編があったらうれしいですね」。【上岡豊】

 ◆小池栄子(こいけ・えいこ)1980年(昭55)11月20日、東京都生まれ。98年「美少女H」でドラマデビュー。スリーサイズB91-W59-H87センチというプロポーションを生かしてグラビアで活躍。飾らないトークなどでバラエティーでも人気者に。現在は日本テレビ系ドラマ「母になる」やテレビ東京系「カンブリア宮殿」などに出演。167センチ。血液型AB。

 ◆ドラマグランプリ 昨年4月から今年3月までに放送された連続ドラマを対象に「主演女優賞」「主演男優賞」「助演女優賞」「助演男優賞」「作品賞」を選ぶアンケートを実施。各期(4、7、10、1月)ごとのベスト5、各部門計20人(作品)を候補とした。投票総数は4078票。男性が901票、女性が3177票。10代以下が146票、20代464票、30代386票、40代1225票、50代1405票、60代以上が452票だった。