小出主演連ドラなど中止、億単位の損害か降板相次ぐ

小出恵介(10年10月26日撮影)

 俳優小出恵介(33)が今日9日発売の写真週刊誌「フライデー」で、17歳女子高生との飲酒、淫行を報じられている。小出は「弁解の余地はない」と事実関係を認め、全面的に謝罪。所属事務所アミューズは8日、小出の無期限活動停止を発表した。

 無期限活動停止を受け8日、小出恵介の出演するドラマや映画などの関係各所が対応に追われた。放送中止や降板が相次ぎ「正確な計算は難しいが、損害は億単位になるのでは」と指摘するテレビ関係者もいる。

 明日10日から全6回で開始予定だった主演のNHK連続ドラマ「神様からひと言~なにわお客様相談室物語~」(土曜午後8時15分)は2日前の8日に急きょ中止となるはめに。代わりに「幕末グルメ ブシメシ!」を再放送する。同局において、連ドラが全編まるまる放送中止となるのは極めて異例。7月24、29日にBSプレミアムで放送予定だった映画「のだめカンタービレ 最終楽章」の前編と後編も変更するほか、「梅ちゃん先生」など、小出が出演する番組のオンデマンド配信も休止する。

 7月期の福士蒼汰主演、日本テレビ系「愛してたって、秘密はある。」(日曜午後10時)は降板となり、公式サイトからは名前が消えた。撮影はまだ始まっていなかった。すでに撮影終了し、栄倉奈々&安田顕がダブル主演する来春公開予定の映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」にも出演している。関係者は「協議中」とだけ話したが3番手の役柄だけに、編集作業だけでの対応は難しい。公開中の妻夫木聡と満島ひかりのダブル主演映画「愚行録」は上映中止になった。

 森永乳業の飲料「マウントレーニア」のCMは8日に放送中止となり、公式サイトからも動画や写真が削除。ほかにも小出はジミー大西を描いた配信ドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」(今夏予定)で明石家さんまを演じている。ジミーは8日、同作書籍版のイベントに出席予定だったが、小出の話題になることが想定されたためか、開催中止になった。