ジャッキー・チェン&16歳欧陽菲菲めいがコラボ

台湾で「天才超絶美少女」として人気のチェロ奏者Nana(左)のアルバム収録曲として、ディズニーの名曲でコラボしたジャッキー・チェン

 台湾で「天才超絶美少女」として人気のチェロ奏者Nana(16)が、人気俳優ジャッキー・チェン(63)とデュエットしたことが11日、分かった。Nanaの1年半ぶりの新作アルバム「Cello Loves Disney」(7月26日発売)収録曲で、ディズニーの名曲「ホール・ニュー・ワールド」。Nanaはチェロを演奏しながら、ジャッキーと中国語で歌い上げている。

 Nanaの伯母は欧陽菲菲(67)。父は台北市の市議会議員で母は女優。姉はタレント、妹はバイオリニストと、Nanaは華麗なる一族の一員として中華圏で知られている。ジャッキーは「彼女の家族は何年も前から知っています。欧陽姉妹は大好きですし、本当にすてきですよ」と家族ぐるみの付き合いだと明かした。女優としても活躍するNanaは、ジャッキー主演SFアクション映画「Bleeding Steel(機器之血)」(中国で12月公開)にジャッキーの娘役で出演。映画での共演もあり、Nanaからデュエットを依頼したという。

 Nanaは、ジャッキーについて「私にとって、アイドルとして憧れの存在。他にいない、伝説的人物です。以前から、歌が上手だと知っていました。彼と一緒に『ホール-』北京語バージョンをレコーディングできたことに、とても興奮しています」と喜んでいる。ジャッキーはNanaについて「とても勤勉ですから、確実に次のビッグスターになれるでしょうね」とスター性に太鼓判を押している。

 「ホール-」はディズニーの名作「アラジン」主題歌。Nanaはジャッキーとのデュエットについて「ジャッキーとのコラボの最大の意味は、支える人、導いてくれる人は必ずいて、その人が自分の歩むべき運命を正しい道に誘ってくれるというもの。『ホール-』はもともと恋人同士のデュエットですが、私たちのバージョンでは、師匠が弟子を導いていくような感じです」と話している。

 ◆Nana(ナナ)本名・欧陽娜娜(オーヤン・ナナ)。2000年6月15日、台北市生まれ。6歳でチェロを始め、12歳で台湾・総合芸術文化施設の演奏庁で最年少ソリスト公演記録を更新。13歳で米国の名門音楽学校「カーティス音楽院」に最年少で入学。中国版ツイッターのフォロワーは880万人以上。女優としても活躍。台湾では「国民妹妹(グォーミンメイメイ=国民の妹)」と呼ばれる。167センチ。血液型AB。