村上虹郎「舞台ものだと超辛口」母UAからダメ出し

舞台あいさつした村上虹郎(提供写真)

 俳優の村上虹郎(20)が3日、京都市内で主演映画「二度めの夏、二度と会えない君」(中西健二監督、9月1日公開)の先行上映会で舞台あいさつを行った。

 父は俳優村上淳(44)、母に歌手UA(ウーア=45)を持つ新鋭の実力派。両親はともに大阪出身で、舞台あいさつに登場した村上は「関西出身なので、家では普通に関西弁でしゃべってます。両親とは、お芝居の話は一切しないんですが、母親は僕の出演した映画をよく観てくれてまして、とってもホメてくれます。なのに、舞台ものだと、超辛口。かなりダメ出ししてきます」と苦笑い。

 「二度め-」は赤城大空氏の同名小説が原作。高校生の男女5人が織りなすひと夏の青春純愛ストーリー。重い病を患うヒロインに恋心を抱く主人公・篠原智を演じる村上は「この映画のキャラクターたちはみんな、どこか不器用なんですが、僕自身あまり器用な方ではないので、主人公の智には親近感を持っています」と実人生と重ね合わせた。

 役作りのため、撮影では「役柄とは言え『好きな人が死ぬ』って、計り知れない感情を抱くはずで、そういう感情を表現するために、ある意味『最高のハッタリ』をかまさなくちゃならなくて。でも、実人生で起こったとしたら、自分がどうなってしまうか正直、分からないですよ」と明かした。