ThinkingDogs、戌年を自分たちイヤーに

 ロックバンド「Thinking Dogs」が、年明けの1月4日に愛知・ラグーナテンボスラグナシアで開催される「LAGUNA MUSIC FES.2018新春スペシャル」に出演する。

 同フェスは、柏木由紀やSKE48、=LOVEなどのアイドルやBeverlyら実力派アーティストが多く出演し、むしろバンドは珍しい。このほど、日刊スポーツの独占インタビューに応じて、ボーカルTSUBASA(28)は「僕たちを知らない人たちも見てくれる。やる気満々の出演者の皆さんと『一体何をするんだ?』というお客さんの視線の、ダブルのプレッシャーの中で、とてもやりがいがあります」と話した。

 Thinking Dogsが、充実の2017年を振り返り、来年への抱負を語った。

 今年は、4月に4枚目のシングル「Are you ready?」をリリースし、アシックスのCM曲に採用された。10月には、映画「リンキング・ラブ」の主題歌「Oneway Generation」をリリース。30年前の故・本田美奈子さんのヒット曲のカバーとして、話題になった。

 TSUBASA 原曲が素晴らしいので、その良さを生かしながら、僕の声やドラムの大輝の声で、自分たちらしさを出していくのは難しかったです。とても貴重な挑戦でした。

 わちゅ~(ベース) 本田さんを聴いていた人には懐かしい、初めての人には新鮮だったかと。

 Jun(ギター) インストアライブなどで演ると、年配の方々も足を止めて聴いてくださった。いい曲をやらせていただけました。

 TSUBASA そもそも僕らは80、90年代の楽曲が好きなんです。10代のころの僕は、90年代のラルクアンシエルやGLAYに影響を受けました。そこからさらにさかのぼって80年代のチェッカーズとかも聴きました。

 大輝 僕は親に初めて買ってもらったCDが、アニメ「名探偵コナン」の主題歌アルバム。B’zや倉木麻衣さんら、いわゆるビーイング系でした。

 わちゅ~ 僕は80年代フォークソング系が好きで、小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」のシングルを持ってました。オフコース、安全地帯、村下孝蔵さんも好きでした。

 Jun 僕はギタリストが好きだったので、布袋寅泰さんやCharさんを聴きあさってました。BOOWYをコピーしてました。

 そんなルーツを持つ4人が、来年3月14日に最新シングル「愛は奇跡じゃない」を発売することも決定した。

 TSUBASA 今までにない歌謡曲っぽい作品です。

 わちゅ~ ここまでフォークソングな曲は初めてです。僕の好みのドンピシャです。レコーディングでは、生のグルーヴ感を大切に録りました。僕らはインストアライブだと、アコースティック形式で演奏するので、とても合うと思います。

 そんな新曲も引っさげて、まずは1月4日に「LAGUNA MUSIC FES.2018新春スペシャル」に出演する。

 TSUBASA フェスは限られた時間の中で自分たちの良さを全力で出す。やりがいがあります。

 大輝 3月にもここのフェスに出させてもらったんですが、バンドは僕らだけだったんです。でも、アイドルファンの方々は、すごく盛り上がってくれるんです。普段は、バンドを見ない人たちに、「バンドってかっけーな」って思わせられるようにしたいですね。

 Jun 僕らのことを知らないお客さんの中には、最初は警戒心を抱いていらっしゃる人もいるんです。バンドとしては、そのバリケードをいかにして破るか、どれだけ早くに突き破るかなんです。どこかで、壁が砕けて、会場全体がノッてくれる瞬間があるんです。それはすごく気持ちいい瞬間。早いタイミングで沸点を見つけて、蒲郡の会場を1つにしたいです。

 大輝 JunはMC担当なんで、お客さんを乗せるのを期待します。全曲をアゲアゲの曲にしているし、自分たちの曲は、簡単な振りがあったり、タオルを回す場面があるので、ぜひ楽しみにしていてください。

 TSUBASA 18年はいぬ年。僕ら、Thinking Dogsの干支(えと)です! 自分たちイヤーにできるように、年明けから突っ走ります。

 わちゅ~ 今までは、単発で福岡や大阪、名古屋でライブをしたりでしたが、来年は出ずっぱりで全国を回りたいです。そして東京に戻ってきて、ドカーンとやる。

 Jun ホールツアーもやりたいし、オリコン週間チャートもトップ10に入りたい。(過去最高は「Are you ready?」の14位)

 少し懐かしいメロディーが特徴なだけに、客席には親子連れもいる。親子3世代のファンもいたりする。ほかのバンドと一線を画した特徴も持つThinking Dogsが、新年早々から高らかに吠(ほ)えて、存在感を高めていく。