有働アナNHK退社していた「組織を離れる決断を」

有働由美子アナ(2017年7月18日撮影)

 NHKの有働由美子アナウンサー(49)が、3月31日付で、同局を退社していたことが4月3日、分かった。前日の3月30日には、8年間メインキャスターを務めた「あさイチ」を卒業したばかり。現場への強いこだわりが理由とみられる。今後の活動は未定という。有働アナはこの日夜、NHKを通じてコメントを発表した。

 冒頭から「平成30年3月31日付でNHKを退職させていただきました。27年間勤めさせていただいたNHKには大変愛着があり、定年までしっかり働き続けようと思っておりましたが、以前から抱いていた海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をしました」としている。

 有働アナは、10年の番組開始から8年間メインキャスターを務めた「あさイチ」を3月30日をもって卒業。その翌日の退社だった。 現時点ではまだ退職から間もないため、どこかに再就職するのか、フリーアナに転身するのかなどは未定。それでも「今後、有働由美子という一(いち)ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」と、報道の仕事に関与していくことを示唆している。