【記者の目】関ジャニ惜しみなくエンタメ「定義は分からない」けど走り続ける“ジャニーズの王道”

ウォータースプラッシュの演出の中、熱唱する関ジャニ∞。左から丸山隆平、横山裕、大倉忠義、村上信五、安田章大(撮影・たえ見朱実)

関ジャニ∞が17日、横浜・日産スタジアムで、デビュー18周年ライブ「18祭(じゅうはっさい)」を開催した。グループ史上最多の1公演7.2万人、2日間で14.4万人を動員。激動の18年を駆け抜け唯一無二のエンターテインメントを貫く5人は、まだまだ青春真っただ中だ。

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昨年11月、関ジャニ∞にとって関西ジャニーズ直属の後輩にあたるなにわ男子がCDデビューした際、各メディアが「王道」グループと表現した。小紙も例外ではない。だがふと立ち返ると、「王道」とは何なのだろうか。

関ジャニ∞には一見、関西ならではのお笑いやトーク力のイメージが先行する部分がある。だが紛れもない「王道」のアイドルグループだと感じさせるライブだった。

会場を熱狂させるキラーチューン連発のセットリスト。「エイトレンジャー」のコスプレや女装など笑いを誘う一幕。カッコいいバンドパートあり、各グループへのオマージュというジャニーズメドレーあり。ここだけのエンターテインメントを惜しみなく披露した。横山裕は「『王道』の定義はよく分からないですけど、僕らの『王道』がこれなので」と言い切った。

62年に芸能界デビューした初代ジャニーズ以来、名前に「ジャニ」が入るCDデビューを果たしたグループはジャニーズWESTと関ジャニ∞しかない。解散や活動休止するグループも多い中、関西ジャニーズの礎を築いた関ジャニ∞は、第一線で“ジャニーズの王道”を走り続けている。【ジャニーズ担当=横山慧】

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