米国内で大谷翔平が「英語もできず、自分で説明できないのか」という論調があると東大准教授指摘

リラックスした表情で練習をするドジャース大谷。右は水原一平氏(2024年3月12日撮影)

東大准教授の斎藤幸平氏(37)が24日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法なスポーツ賭博に関与したとして契約を解除したことについて言及した。

「私も大谷選手のことを信じているんですけど、こういう中で大谷選手が発信しないっていうことが、アメリカのメディアなんかではかなり言われるようになっていて」と切り出した。番組内では、地元紙「LAタイムス」では大谷が自らの口で説明すべきとするコラムを出したと伝えた。

斎藤氏は「プレーとして、グラウンド上で子どものように野球を楽しんでいるのは素晴らしいけども、彼は30にもなるんだから、グラウンドの外ではもっと大人にならなければいけない、つまり身の回りの世話であるとか、お金の管理についてまで、水原さんにそんな形で勝手に送金できちゃうような形で丸投げしているっていうことであるなら、大谷選手の方にも非があっても仕方がない状況」と語った。

さらに「そんな中で、(韓国での)2日目の試合の後も、広報やセキュリティーの人たちに守られて、任せるような形で、相変わらずすべてを周りに任せているような振る舞いをメディアの前でしているのが、アメリカはそういうことに対して非常に厳しいなと。いつまで、あいつは英語もできないで、自分で説明できないのかっていうトーン(論調)ができてしまっているのがプレーにも悪影響を及ぼしかねない」と続けた。

米大手スポーツ局「ESPN」電子版によると、水原氏は同メディアの19日の取材で、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話していた。大谷は昨年、数カ月の間に自分のコンピューターにログインし、水原氏の見ている前で送金を行ったとし、大谷が水原氏にお金を渡さず自分で送金した理由について「彼はお金に関して、私を信用していなかった。賭博に使ってしまうことを危惧していた」と説明したという。

しかし、同メディアが大谷の代理人に話を聞くためコンタクトを取った後、大谷の弁護士が声明を発表。水原氏も20日に前日の発言を撤回し、大谷は賭博のことも借金のことも何も知らなかったと話したという。

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