激動の1年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。高市早苗首相が自民党総裁選で勝利した際に語った「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が、ノミネートされた。女性初の自民党総裁になった10月4日の発言から33日、女性初の首相に就任した10月21日からわずか16日で、ノミネート語入りを果たした。
高市氏の「ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てます」「働いて働いて~」の発言をめぐっては、過労死弁護団全国連絡会議が抗議の声明を発表。賛否の声が上がった。その後、首相に就任した後も、上野賢一郎厚労相に労働時間規制の緩和の検討を指示したと報じられ、賛否を呼んだ。高市氏は5日の参院本会議での代表質問でも立憲民主党の水岡俊一参院議員会長の質問に「検討を深めていくべきだ」と発言した。
女性初の総理総裁となった高市氏のインパクトある発言が、流行語ノミネートする一方、24年10月1日に首相に就任し、25年10月21日まで務めた石破茂前首相の発言は、24年度も25年度もノミネートがなかった。
25年度のノミネート30語には、高市氏の発言以外に「エッホエッホ」「オールドメディア」「国宝」「ミャクミャク」「物価高」「クマ被害」などが選ばれた。
「新語・流行語大賞」は1984年(昭59)に創設され、時代を反映する言葉を振り返る年末の恒例行事。今年のトップ10は、12月1日に発表される。
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「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」初の自民党女性総裁に選出された高市早苗新総裁が、総裁選直後、決意を表明した際に述べた言葉。昨今の働き方改革でワーク・ライフ・バランスも定着してきた今、「ワーク・ライフ・バランスを捨てます」と表明したことには、賛否の声があがった。高市氏は10月21日、初の女性首相に就任した。