【カーリング】ロコ・ソラーレ、平昌五輪3位決定戦の相手ミュアヘッドに雪辱を許し2連敗

ストーンを投じる藤沢五月(中央)(2022年2月13日撮影)

<北京オリンピック(五輪):カーリング 日本4-10英国>◇女子1次リーグ◇15日◇国家水泳センター

日本のロコ・ソラーレが雪辱を許した。第7戦の相手は銅メダルを獲得した18年平昌五輪の3位決定戦で接戦を演じた英国に、前半に2度、3点と取られるビッグエンドを作られ、4ー10で敗戦。4勝3敗となり、上位4カ国が進む準決勝へ、1歩後退した。

平昌五輪では自身の最後の一投でメダルを逃していたスキップのイブ・ミュアヘッドは大会前、「あのショットは、今でも私を悩ませています」と話していた。再びの五輪舞台での決戦。並々ならぬ気持ちがあっただろう。

【カーリング】ロコ・ソラーレ、英国に4ー10で敗れ4勝3敗に/ライブ詳細

リードの吉田夕梨花は「アイスに入る前の準備の時点で相手の方が雰囲気的にもムード的にもすごくオリンピックを楽しんでいるような。やるしかないようなのがチーム、コーチを含めて見えていた」と振り返った。

サード吉田知那美も言った。

「彼女がこの4年間、あの一投で苦しんだというのはニュースの記事やいろんなもので読んで知ってはいました。今日の雰囲気は彼女たちがすごく良くて、今季は本当に素晴らしい成績を残しているチーム。この4年間のなかで、そういう部分をしっかり消化して氷の上に戻ってきたんだなという部分で、私達も4年前のメダルの対戦相手だった気持ちはあるんですけど、私達ができることは全力のパフォーマンスで受け止めるしかない」。

1次リーグの勝ち上がり次第では再戦の機会もある。

「次、また当たれるかどうか分からないんですけど、これでイーブンになったので」とニッコリし、「次は頑張ります!」と力を込めた。

1次リーグは残り2試合。16日に米国戦が待つ。