第1エンド（後攻は英国）

4勝2敗で2位に付ける日本のロコ・ソラーレは、第7戦で3勝3敗で5位の英国と対戦。

不利の先攻でスタートした日本はリードの吉田夕、セカンドの鈴木のセットアップを終えてNo.1～3を持つ形で展開し優位に進める。終盤にかけてハウス中央に互いの石がたまっていく中で、英国スキップのミュアヘッドが7投目でテークアウトに成功。プレッシャーのかかる藤沢の最終投は狙いとはややそれてしまい、英国がNo.1～3を獲得。0-3とした。

状況を見る英国・ミュアヘッド（ロイター）

第2エンド（後攻は日本）

日本は有利の後攻。セカンドの鈴木が2投連続で好ショットを披露して優位に進めようとするが、英国も精度の高いショットでダブルテークアウトに成功するなど反撃を許さない。スキップ藤沢の最終投は絶妙なドローショットに成功したが、No.1を獲得するにとどまった。1-3とした。

日本―英国　第2エンド、ショットを放つ藤沢左は吉田夕、右は鈴木（共同）

日本―英国　第2エンド、スイープする吉田知（中央）。左はショットを放った吉田夕（共同）

第3エンド（後攻は英国）

日本は先攻。序盤は互いに石が中央に並んでいく展開で進むが、セットアップ終了時点で日本のセンターガードがはじき出されて状況が変化。ハウス内に石がたまっていく。スキップ藤沢のラストショットは狙いと外れ英国のNo.2に当たり、No.1を獲得することができなかった。その後英国がテークアウトに成功し、No.1～3を獲得。1-6とした。

日本―英国　第3エンド、ショットの行方を見つめる藤沢（共同）

日本―英国　第3エンド、指示を出す吉田知。手前はスイープする吉田夕（共同）

日本―英国　第3エンドに追加点を許し、言葉を交わす（左から）藤沢、吉田夕、鈴木、吉田知（共同）

第4エンド（後攻は日本）

日本は有利の後攻。英国が序盤から好ショットを続け攻略の糸口がなかなかつかめずに終盤に進むが、スキップのミュアヘッドが最終投でまさかのミス。複数得点の期待がかかる中で藤沢の最終投はドローショットに成功し、No.1、2を獲得。3-6とした。

スイープする英国のライトとドッズ（ロイター）

日本―英国　第4エンドに得点を奪い、タッチを交わす（左上から時計回りに）鈴木、吉田夕、吉田知、藤沢（共同）

日本―英国　第4エンドに得点を奪い、タッチを交わす（左から）吉田夕、鈴木、吉田知、藤沢＝北京（共同）

第5エンド（後攻は英国）

先攻の日本。セットアップからセンターガードを並べNo.1を保持したまま、スキップ勝負へ。藤沢が再びセンターガードを配置すれば、ミュアヘッドがテークアウトする展開。最終投で藤沢の投げた石はハウス内に進みNo.1、2を持つ形になるが、ミュアヘッドの最後の石がNo.1をはじき出すことに成功。1点を取り、3-7とした。

ハウスの状況を見る吉田知那美（ロイター）

もぐもぐタイム

日本―英国　ハーフタイムに休憩する藤沢（左端）、鈴木（右端）ら（共同）

日本―英国　ハーフタイムに休憩する藤沢（左端）ら（共同）

第6エンド（後攻は日本）

後半戦は有利となる後攻からスタートした日本。互いに序盤からハウス内に石をためていく展開で進み、英国のスキップのミュアヘッドが７投目でミス。日本が複数得点をうかがうえる状況になった。2点のチャンスが期待される中で藤沢の最終投はホッグラインで減速し、ハウス内にも届かず。日本がNo.1を獲得するにとどまり、4-7とした。

日本―英国　第6エンド、指示を出す吉田知（共同）

日本―英国　第6エンド、指示を出す藤沢（共同）

日本―英国　第6エンドに得点を奪い、タッチを交わす（左上から時計回りに）鈴木、藤沢、吉田夕、吉田知（共同）

第7エンド（後攻は英国）

日本が不利の先攻。英国が序盤からガードストーンの裏の石をはじき出すなど好ショットを続け勢いに乗る中で、日本は地道に反撃を狙い複数得点を許さない状況を作り出した。英国がNo.1を獲得するにとどまり、4-8とした。

第8エンド（後攻は日本）

日本が有利の後攻。先手を取る流れに持ち込めず、サード吉田知の2投目の前にタイムアウトを取る。熟考した末のショットは決まらず。直後にタイムアウトを取った英国に苦しい展開に持ち込まれる。日本は2点を狙った難しいラストショットを決められず。逆に相手に2点を与えてしまうスチールとなり、日本が負けを認める「コンシード」を宣言した。

日本―英国　第8エンド、指示を出す藤沢（共同）

日本―英国　第8エンド、ショットを放つ吉田知。左は吉田夕、右は鈴木（共同）

日本―英国　第8エンド、スイープする吉田夕（左）と吉田知（共同）