【フィギュア】羽生結弦4回転失敗「もうしょうがない」気合空回り 思い出した19年の苦い記憶

男子SPの演技を終え、ジャンプ失敗を振り返り渋い表情の羽生(撮影・垰建太)

<北京オリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇8日◇首都体育館◇男子ショートプログラム(SP)

94年ぶりの3連覇を目指す羽生結弦(27=ANA)が95・15点で8位発進となった。

冒頭の4回転サルコーが抜けて1回転判定となって得点は0に。残りのジャンプはまとめたが、113・97点の史上最高得点を出したネーサン・チェン(米国)らに、大きく差をつけられた。演技後、冒頭の4回転サルコーについて「何か穴に乗っかりました。2019年のショートでそういうのがあった。もうしょうがないです」と振り返った。

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19年世界選手権でも、冒頭の4回転サルコーが抜けて2回転判定となって得点が0になった。同選手権は埼玉で開催され、羽生にとって約2年ぶりの国内戦だった。満員の観客からは大歓声を受け「ちょっと気張りすぎた。声援を受け止めたい気持ちがあった」と気合が空回り。また「サルコーはウオームアップしなくても跳べるようなジャンプ。それを信じ切ればよかった」。当時の羽生にとって自信のあるジャンプのミスだっただけに簡単には受け止められなかった。

その苦い記憶を、この日の演技後に思い出した。ただ、今回はたまたま踏み切りの時に穴にはまっただけ。「何か嫌われることしたかなって。氷に嫌われたなって」と冗談交じりに振り返るなど重く受け止めることもなく「演技に関しては自信がある状態で来られていると思う」と話すなど前向きだ。運命のフリーへ「後は神のみぞ知るというか。この後の時間を有効活用しながら、みなさんの思いを受け取りつつ、完成されたものにしたいと思います」と意気込んだ。

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◆19年世界選手権の羽生 埼玉で開催され、羽生にとって約2年ぶりの国内戦。SPの冒頭で4回転サルコーを踏み切ろうとした瞬間、左足のエッジが氷に引っかかって回転が抜けた。2回転判定となり得点は0に。演技後は「ちょっと気張りすぎた。声援を受け止めたい気持ちがあった。サルコーはウオームアップしなくても跳べるようなジャンプ。それを信じ切ればよかった」とミスの理由に精神面を挙げた。