パラバドミントン鈴木亜弥子が8年ぶり世界女王

鈴木亜弥子(2017年9月10日撮影)

 女子SU5(立位・上肢障害)シングルスで、世界ランキング1位の鈴木亜弥子(30=七十七銀行)が中国選手を2-1と退け、8年ぶり2度目の優勝を飾った。

 鈴木は09年世界選手権、10年アジア大会を制して1度引退し、OL生活を送っていた。だが20年パラリンピック東京大会でバドミントンが正式採用されたことで、15年秋に現役復帰を決意。16年5月に宮城・仙台市の七十七銀行バドミントン部に入部して大会に参戦した。

 生まれつき右腕が肩より上に上がらない障害を持つが、1部に当たるS/Jリーグに所属する七十七銀行の健常者部員と、基礎運動は同じメニューをこなす。今年は5月にタイの国際大会に優勝し、6月に世界ランキング1位になった。9月には日本で初めて開催された国際大会も制した。