7日のリオデジャネイロ・パラリンピック開会式で、ロシアの隣国ベラルーシチームの1人がロシア国旗を掲げて入場行進した。ロシアは国家主導のドーピング発覚で今大会から除外されたが、同国メディアによると、ベラルーシ大統領府は8日、「ロシア選手に連帯する。大統領を含む国家としての立場だ」と表明した。
ロシア国旗を持ったのは選手団の末尾にいた陸上競技の責任者で、両手で同旗を広げて歩いた。ベラルーシ外務省報道官は「真剣に、友好的に、そして男らしく振る舞った」とインタファクス通信に語った。英紙によると旗はその後、係員に取り上げられた。
ロシア外務省のザハロワ情報局長は8日の記者会見の冒頭、個人的意見と断った上でロシア国旗を掲げた人物を「ヒーロー」と称賛。さらに、この件で処罰を求める声が外国で上がっていると主張し、「本物のファシズムだ」と非難した。
ベラルーシはロシアの友好国。民族や文化が近く、経済関係も深い。
ロシア紙コメルサントによると、ロシアのドーピング問題を報告した世界反ドーピング機関(WADA)のカナダ・モントリオールの本部前で7日、現地のロシア人らが抗議集会を開き、嘆願書提出を試みたが、受け付けられなかったという。