<パリオリンピック(五輪):バレーボール・ブラジル3-0日本>◇1日◇女子1次リーグB組◇パリ南アリーナ
【パリ1日=竹本穂乃加】 窮地に追い込まれた。12年ロンドン大会以来12年ぶりのメダルを狙うバレーボール女子日本代表(世界ランキング7位)が、21年東京五輪銀メダルのブラジル(同2位)にストレート負け。開幕2連敗で、自力での決勝トーナメント進出が消滅した。突破のためには3日ケニア戦に勝ち、最低でもB組3位以内を守らなければいけない。
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マッチポイントからスパイクを決められると、古賀はベンチメンバーも呼び寄せてコート内に集まった。パワー全開の強豪ブラジルに手も足も出ずストレート負け。「我慢する場面で精度が落ちてしまった。2セット目、3セット目で次の手が遅くなってしまった」と顔をしかめた。
全員が「大一番」の意識で臨んだが、相手の壁は高かった。均衡する第1S中盤から強打に圧倒されて20-25で失うと、第2S以降も主導権を握れず。「我慢していればリズムが来る」。主将の言葉を信じて立ち向かったが、相手エースで主将のギマラエスの愛称「ガビ」コールが響く中、絶対エース古賀も高いブロックにかかって10得点にとどまった。
ブラジルは、真鍋監督が「もはや腐れ縁」と表した因縁の相手だった。五輪での対戦は04年アテネ大会以来6大会連続。過去5回すべてで黒星を喫してきた。6度目の挑戦も及ばず、完敗。フルセットで破った今年のネーションズリーグ準決勝よりも、格段に迫力を増していた。同監督も「ネーションズリーグとは全く違う。ブラジルのオリンピックに対する集中力と執念はすごい」と力の差を受け止めた。
今大会限りで現役引退することを発表している古賀は「またコンディションを整えて、プレーしたい」。次戦3日に対戦するケニアは世界ランキングで出場12チーム中最下位の20位と日本より下位につける相手。圧勝し、決勝トーナメント進出への望みをつなぐ。