遠藤エミ、初のG1制覇&女子賞金王に輝く/大村

記念写真に納まる左から香川素子、落合直子、遠藤エミ、今井美亜(撮影・栗木一考)

 4連勝の完全Vで遠藤エミ(29=滋賀)が、初G1制覇を果たした。獲得賞金も5390万4500円とし、初の女子賞金王に輝くとともにSG浜名湖クラシック(3月16日開幕)の出場権も手中にした。18年はボート界の頂上決戦、SGグランプリ出場を目指し、男子強豪に挑んでいく。

 初のG1制覇は、パーフェクトの4連勝で決めた。遠藤エミは「今節は流れが来てました。思い描いた通りの一節になった」と振り返った。16年は賞金1位で臨みながら、ファイナルは5号艇で6着。今回は同2位。前検からエンジンに手応えを感じ、初戦を逃げた。その後の抽選で1号艇、2号艇を引き、逃げ、差し切りのノーミスでファイナル1号艇を得た。

 ただファイナルは少し危なかった。スリットは狙い通りのコンマ12を決める。だが2コースの小野生奈が遅れ、壁がない状況に。遠藤は焦り、1Mで内に寄ってターン漏れした。そこを3コースの長嶋万記が気合のまくり差し。「差されてました」と遠藤も覚悟したが、バックでパワーを発揮、少しずつ伸びて2M先取りで決着をつけた。

 直前に走ったSGグランプリシリーズ。最終日の遠藤の出番は1Rで終わったが、最後のグランプリ優勝戦まで残り、桐生順平の優勝を見届けた。「生で見たかった。すごいレース、モチベーションが上がりました」。17年の女子で、遠藤が最も多く走ったSGの舞台。レベルの高さに「たくさん迷って悩んだ1年」だったが、「メンタル面で成長できた。経験をこのレースで生かすことができて、結果につながったと思います」と胸を張った。

 初の賞金女王も確定。クイーンとして迎える18年は「もっと上の舞台で結果を出せる選手になる」ことを目標に掲げる。「グランプリ出場、狙っていきたいです」。遠藤は目を輝かせた。【中川純】

 ◆遠藤エミ(えんどう・えみ)1988年(昭63)2月19日、滋賀県生まれ。102期生として08年5月、びわこでデビュー、同年9月に同地で初勝利。12年11月の鳴門で初優勝。同期は河合佑樹、山田康二、滝川真由子、樋口由加里ら。107期の油浦ゆみは姉。154センチ、45キロ。血液型A。