【競輪】平原康多の引退に宿口陽一「駄目な自分にゼロから教えてくれた」/手記

宿口陽一(2025年1月撮影)

競輪で長年“関東の総大将”として活躍してきた平原康多(42=埼玉)の電撃引退が22日、明らかになった。競輪界トップ9であるS級S班のまま、異例の決断。その苦難を知る、黄金コンビを組んだ武田豊樹(51=茨城)、同県の後輩・宿口陽一(41=埼玉)、そして久美夫人がそれぞれ思いを語った。宿口は、平原との食事の機会に報告を受けたという。

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ダービーの2日後に平原さんと食事をする機会があり、そこで引退を聞きました。僕が泣きそうになっていると、平原さんが湿っぽい空気にならないように気を使ってくれました。

辞めないでくださいと言いたかった。でも、最近は平原さんのレースを見るのが心配だったし、僕らでそうなら、家族はもっと心配だろうなと考えて、言えませんでした。

平原さんは、駄目な自分にゼロから教えてくれました。厳しい言葉ももらいましたが、いつも見守って下さいました。それを僕が体現できていたら、もっと平原さんの役に立てていたと思います。

最後のレースは吉沢純平が平原さんを引っ張った。純平は同県同然の仲間だけど、本当は僕があの役目をやりたかったです。

これからは僕や、(武藤)龍生、森田(優弥)、黒沢(征治)らで平原さんが作ってきた競輪を若い世代にも継承していきます。本当にお疲れさまでした。

【競輪】“関東の総大将”平原康多、SS班のまま電撃引退/まとめ