山口蛍が攻守に奮闘、ビックリ選出こたえた

前半、激しいタックルでボールを奪う山口蛍(撮影・狩俣裕三)

<W杯アジア最終予選:タイ0-2日本>◇B組◇6日◇バンコク

 MF山口蛍(25=C大阪)が先発復帰し、攻守に奮闘した。鼻骨などを骨折した3月29日のW杯アジア2次予選シリア戦以来の先発を務めた。「(監督から)守備のカウンターをケアしろ、と言われていたし、ボールを取りに行くことを(気を付けるよう)言われていたので、自分自身意識した」。

 今夏、ドイツのハノーバーからJ2C大阪にわずか半年で復帰。今回メンバー入りした時は「驚いた」と話していた。ハリルホジッチ監督の信頼を取り戻そうと、この日は特長であるボール奪取で相手のチャンスをつぶし、攻撃面では効果的な縦パスを狙った。

 「もう負けられない戦いが続くので、今日みたいな戦いができるように、自分自身もコンディションを上げてまた選ばれるようにしたい」と、10月のイラク戦に向けて意気込んだ。