井手口W杯行くん弾「目に見える結果を残したい」

ボール回しを行う、右から1人おいて井手口、倉田、GK中村(撮影・河野匠)

 日本代表MF井手口陽介(21=G大阪)が、今日6日の国際親善試合ニュージーランド戦で“W杯行き”を決める。これまでW杯出場決定後の最初の親善試合でゴールした選手は全員直後のW杯メンバー入りを達成している。プロ初ゴールを挙げた思い出の地で、得意の弾丸ミドルを突き刺し、ロシア切符をたぐり寄せる。

 もうシャイな井手口ではなかった。気持ちはW杯に向いていた。公開された冒頭15分の練習ではランニングでも1歩に力を込めた。「ここからがW杯の始まりだと監督も言っていた。結果を残し続けて代表に残れるようにしたい」。力強い言葉に招集メンバー最年少の覚悟がにじみ出た。

 ゴールを決めればロシア行きがぐっと近づく。日本が出場したW杯過去4大会(日韓大会は除く)、出場決定試合直後の親善試合で得点した選手は全員W杯本大会のメンバー入りを果たしている。今日のニュージーランド戦でゴールすればW杯出場は、データ上“100%”。ボランチでの先発が濃厚な井手口は「チャンスがあったら前に出て行ってアシストや点を取って目に見える結果を残したい」と闘志を燃やした。

 W杯出場を決定づけたアジア最終予選オーストラリア戦の弾丸ミドルシュートは記憶に新しい。代名詞になりつつあるミドルシュートは、昨年プロ初ゴールを挙げた豊田スタジアムでも決めている。「いい雰囲気でやれるし、ピッチもいい」。A代表ではまだ4試合1得点。経験は浅いが伸びしろは十分だ。「地位はない。アピールしないと。周りの選手にもこれから要求していきたい」。高まる向上心に強い意志が表れていた。【小杉舞】