4発ドロー湘南曹監督「好ましくない話も聞こえる」

前半、湘南MF菊池(左から2人目)は勝ち越しゴールを奪いイレブンの祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<J1:川崎F4-4湘南>◇第1ステージ第2節◇5日◇等々力

 湘南がアウェーで4得点と攻撃力が爆発するも、ドローに終わった。

 前線からのハイプレスで川崎Fの最終ラインと中盤を慌てさせ、カウンターとセットプレーから理想的な得点を重ねた。

 曹貴裁監督は「いい試合だった。理想的すぎる得点の形だった。でも勝ちたかった」と複雑な気持ちを吐露。昨季オフ、日本代表DF遠藤ら主力選手が相次いで流出した中での勝ち点1に「湘南はどうなっていくのか、好ましくない話も聞こえてくる。選手たちは勇気を持って戦った」とたたえ、J1初ゴールを決めたDF岡本の名を挙げ「指導者としてうれしく思う」と話した。