雑草男・川崎F大塚V弾「チャンスがあれば全力で」

前半、右足で先制ゴールを決める川崎F・MF大塚(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命J1:川崎F2-0大宮>◇第1ステージ最終節◇25日◇等々力

 トライアウトからはい上がった川崎FのMF大塚翔平(26)が先制点を決めた。

 前半22分、相手のパスミスを奪ったMF中村憲剛(35)からパスを受けると、右足でゴールを決めた。ゴール後にはFW小林悠(28)の次男誕生を祝うゆりかごダンスを披露した。

 大塚は「勝ちに値する試合だった。(中村)憲剛さんから良いパスがきて、トラップが大きくなったけど、GKの動きを見て冷静に決められた」と、約5年ぶりのJ1での得点を喜んだ。

 トライアウトを経て今季から川崎Fに加入。5月25日のナビスコ杯(現ルヴァン杯)仙台戦で初先発し、2得点と結果を残し、リーグ戦でも起用されるようになってきた。「チームに貢献したいし、出るチャンスがあれば全力で飛ばし続けるだけ」と貪欲だった。