<明治安田生命J1:新潟0-1名古屋>◇第2ステージ第11節◇10日◇デンカS
新潟は0-1で名古屋に敗れ、リーグ戦2連敗。ホーム戦3連勝はならなかった。年間順位は14位で、同16位の名古屋との勝ち点差は4に縮まった。前半28分に先制されると、その1点を返せずに試合を終えた。
試合終了と同時に、新潟の選手の多くが視線を下に向けた。かたわらでは名古屋のメンバーが抱き合って喜ぶ。
試合前の年間順位は新潟14位、名古屋は16位。勝ち点は新潟が27で名古屋が20。新潟は勝ち点3を譲ったことで、勝ち点差4と追い上げられた。
「相手がどうこうではなく、自分たちのプランを描いてテンション高くピッチに立つことが必要」。吉田達磨監督(42)は自分たちのプレーに集中することと、気持ちの勝負を選手に促していた。その言葉を実践するように、前半12分まではほとんど相手陣で試合を進めた。だが、一瞬の隙から失点。前半28分、左CKを名古屋FW川又堅碁(26)にヘディングで押し込まれた。
新潟は6日から9日まで練習を非公開にした。今季は試合前日または前々日の紅白戦を非公開にしていたが、試合に向けたすべての練習をクローズにしたのは今季初。「皆さんには申し訳ないが、それだけ大事な試合。選手も理解したと思う」と吉田監督。それは選手も十分に自覚している。ラファエル・シルバは「集中していい練習ができた」と言った。GK守田達弥(26)も「立ち上がりから気持ちを前に出していける状態」と準備万全を強調した。
7日の練習後、MFレオ・シルバ(30)の呼びかけで、選手、スタッフ全員でブラジル風肉料理のシュラスコのパーティーを行った。18キロの牛肉が2時間ほどでなくなった。「みんなよく食べていた。翌日の練習から声が出ていたし、パワーもあった」。自腹で食材を料理したレオ・シルバはチームの結束を感じていた。
それでも結果は伴わなかった。残り6試合。下位の追い上げを気にしながら戦わざるをえない状況となった。【斎藤慎一郎】