G大阪3位浮上 倉田V弾、監督「大きな勝ち点3」

後半、G大阪MF倉田(左)は勝ち越しゴールを決める(撮影・奥田泰也)

<明治安田生命J1:G大阪2-1甲府>◇第2ステージ第11節◇10日◇吹田S

 G大阪MF倉田秋(27)が、チームを救う決勝ゴールを挙げた。ホーム甲府戦は2-1の逆転勝ち。倉田は同点で迎えた後半35分、右足で約4カ月ぶりの今季2点目を決めた。前半開始すぐに先制を許す苦しい展開も執念の逆転劇。第2ステージ(S)首位川崎Fと勝ち点2差をキープして3位に浮上し、逆転優勝へ望みをつないだ。

 倉田は諦めない気持ちを乗せて、ゴールへと流し込んだ。後半35分、倉田がボールをキープ。相手のクリアボールをMF大森が拾い、パスを受けた。右足を振り抜いたシュートはゴール右に決まった。

 「(同点で)全員で前(線)からいこうという感じだった。内容より結果。勝ち点3を取れて良かった」

 今季2点目は貴重な勝ち越し点。G大阪の下部組織で育った27歳が待望の新本拠地初ゴールを挙げた。「少し遅かったかな」。下部組織時代から、技術は天下一品だった。練習後、午後9時に帰宅しても自宅前で2時間でもドリブルで走り続けた。努力が苦しい時間帯での1発につながった。

 昨年東アジア杯でA代表デビュー。W杯アジア最終予選の予備登録にも名前を連ねている。ハリルホジッチ監督からは得点という結果を求められてきた。「誰にでも(代表の)チャンスはある。まずはガンバで優勝したいけど、必死にやっていれば見てくれる」と夢もあきらめない。

 長谷川監督も「非常に大きな勝ち点3だった」。チームは第2S優勝へ向けて、3位に浮上した。残り6試合。頼れる27歳が今度は頂点まで導く。【小杉舞】