磐田GKカミンスキーが初ゲーム主将「光栄なこと」

鹿島対磐田 鹿島に完封負けを喫した磐田イレブン。中央は松井(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J1:鹿島3-0磐田>◇第2ステージ第12節◇17日◇カシマ

 磐田の守護神カミンスキー(25)が、来日2シーズン目にして初めてゲーム主将を務めた。

 失点はすべてセットプレーからだった。前半25分にCKから先制された。後半29分には、1対1の場面で飛び出してセーブしたカミンスキーが相手を倒したとして警告を受け、PKで追加点を許した。3分後には、FKからオウンゴールで追加点を与えた。

 カミンスキーは、後半6分に鹿島FW赤崎秀平(25)がフリーで放ったシュートを止めるなど、好セーブを見せた。ポーランド人の守護神は日本語での指示も完璧にこなし、チームメートからの信頼も厚い。名波浩監督(43)は「試合前日に、キャプテンをやってくれるか? と聞いた。喜びが大きかったようで、気持ちよく受けてくれた。もう1年以上いて、チームのことも把握しているし大きな信頼もある。1対1で何度も好セーブをしてくれた」と評価した。

 カミンスキーは「キャプテンをすることは予想していなかったけど、光栄なこと。今日の結果は恥じるべきではなく、我々の前に攻めるスタイルを見せることができた」と前向きに話した。