磐田MF松井J1残留へ「今後の2試合が大事」

前半、磐田MF松井(右)はゴールに攻め込むが湘南GK村山に好セーブされる(撮影・山崎哲司)

<明治安田生命J1:磐田0-0湘南>◇第2ステージ第13節◇25日◇ヤマハ

 磐田はJ1残留のライバル湘南と勝ち点1を分け合った。

 リーグ戦10試合ぶりに4バックのシステムで臨んだ。トップ下にはMF松井大輔(35)が入り、攻撃の起点となった。後半3分にはFWジェイ(34)の右クロスに頭で合わせるが、枠をとらえられなかった。前半終盤には、ジェスチャーとともに「落ち着いて」とチームメートに声をかけ、試合をコントロールした。「あの時間帯は、守りきることを意識していた。ボールを奪ったあとのファーストプレーの質が低かったので、落ち着いて(パスを)つなぐことが大事だと思っていた」と振り返った。

 今後チームは新潟、名古屋とJ1残留争いのライバルとの直接対決が続く。頼もしいベテランは「今後の2試合が大事になる。全員の力で乗り切りたい。残留できるように、声を出しながらチームのためにやる」と話した。