仙台L千葉監督、皇后杯日テレ破り初Vで花道飾る

仙台レディース千葉泰伸監督

 花道は天敵退治で-。なでしこリーグ仙台レディースの千葉泰伸監督(45)が、皇后杯の決勝(25日)で日テレを破って初タイトル獲得することを望んだ。チームは12日、17日の準々決勝ノジマステラ神奈川相模原(なでしこ2部)戦に向け、仙台市内で軽めの練習を行った。今季限りでの退任が決まっている同監督は「日テレに勝って優勝したい思いはある。それが理想」と力を込めた。

 日テレとの公式戦は10試合で1分け9敗。チーム創設の12年から指揮を執る千葉監督は、1度も勝利していない。組織でしっかり守っても、日テレの個々の能力で打開されて得点された。常に実力の違いを見せつけられてきた。

 それでも天敵との実力差は、昨年から縮まってきた。15年5月のリーグ戦で初めて引き分け。今年10月に0-1で敗れた試合は、千葉監督が「どっちが勝ってもおかしくない」と言うほど互角。元米国代表GKブリトニー・キャメロン(30)を中心に、ボランチ川村優理(27)やDFラインの「守備力が上がってきた」(同監督)ことが、大きな要因だ。

 両チームが準決勝を突破しない限り、対戦は実現しない。ただ日テレは今季のリーグ戦とリーグ杯を制し、順当なら決勝に勝ち上がってくる。主将のMF嘉数飛鳥主将(27)は「最後にタイトルを取って終われれば」と、千葉監督への恩返しに燃える。準々決勝で、まだ負けるわけにはいかない。【久野朗】