主審が不可解判定?手伸ばした2枚目イエロー出さず

後半、鹿島FW金崎(左端)にファウルするRマドリードDFセルヒオラモス。主審は胸に手を当てたがイエローカードは出なかった(撮影・江口和貴)

<クラブW杯:鹿島2-4Rマドリード>◇決勝◇18日◇日産ス

 勝敗を分けた判定だったかもしれない。

 後半終了直前、RマドリードのDFセルヒオラモスがFW金崎夢生を背後からの激しいチャージで倒した。反則の笛を吹いたシカズウェ主審は胸ポケットに手を伸ばした。既に1度警告を受けていたDFが退場になるかと思われたが、2枚目のイエローカードは出されなかった。

 2-2の緊迫した状況で相手が守備の要を失い、10人での戦いを強いられれば、鹿島の勝機は広がっただろう。

 石井監督は「レフェリーが勇気を持てなかった場面があり、残念だ」と話し、ピッチ上でも抗議したGK曽ケ端は「イエローに値するプレーだった」と指摘した。