柴崎の恩師青森山田・黒田監督「十分通用していた」

前半、競り合う鹿島MF柴崎(右)とRマドリードDFセルヒオラモス(撮影・江口和貴)

<クラブW杯:鹿島2-4Rマドリード>◇決勝◇18日◇日産ス

 J1王者で開催国代表の鹿島が、アジア勢で初めて進んだクラブW杯決勝。欧州代表Rマドリード(スペイン)相手にMF柴崎岳(24)が2得点を奪うなど、一時勝ち越すサプライズ。2-2で突入した延長戦で2失点して力尽きて準優勝だったものの、公式戦36戦無敗だった「白い巨人」を最後まで驚かせた。

 柴崎の恩師、青森山田高の黒田剛監督(46)は青森市内でテレビ観戦し、愛弟子の活躍を見届けた。「世界一になれなかったので本人は満足していないと思うけど、個人で2点は取ったので十分に通用していた」とたたえた。「学習能力が高いから、足りない部分は自分で修正してトレーニングをしていくと思う。もっと伸びる」とさらなる飛躍を予言した。