清水は10日、鹿児島キャンプを打ち上げた。降雪のため、練習場所は宿舎の地下駐車場に変更。約30分間、ランニングやストレッチなどを行った。その後、小林伸二監督(56)が12日間の2次キャンプを「去年と比べると不安材料は少ない。実りのあるキャンプだった」と総括した。
一方で清水担当の保坂恭子記者は、以下のように収穫と課題を指摘した。
<収穫1>組織的な守備 昨季から継続しており、監督の戦術が浸透。前線からプレスをかけ、ボールの奪いどころがはっきりしている。
<収穫2>元気なベテラン DF角田誠(33)FW鄭大世(32)らが、プレーや声でチームをけん引しており、監督からの信頼も厚い。
<課題1>決定力不足 練習試合ではチャンスを多く作るも決めきれず、鄭も「今年はそこが重点になる」と話した。
<課題2>多数のけが人 離脱者が増え、FWデューク、DFキム・ボムヨンらは開幕に間に合わない見込みだ。ただ、来週からMF枝村とDF村松が復帰予定。
小林監督は、チームの状況について「7割。この先勝って、答えを出してからになる」と開幕を見据えた。