湘南曹監督、選手たちをピッチに呼び“青空反省会”

試合後、悔しさをにじませる、左から湘南MF秋野央樹、DF岡本拓也、MF石川俊輝、菊地俊介、GK秋元陽太(撮影・村上幸将)

<明治安田生命J2:湘南3-3岐阜>◇第8節◇15日◇BMWス

 湘南ベルマーレがFC岐阜と撃ち合いの末、3-3で引き分けた。

 曹貴裁監督(48)は監督会見終了後、GK秋元陽太、DF石原広教、杉岡大暉、MF菊地俊介、石川俊輝、斉藤未月をピッチに呼び“青空反省会”を開いた。

 各選手の話を総合すると、両ワイドの選手と後ろ目の選手に対して<1>戦術理解が進んでいない面<2>個人戦術でもやられた面の2点について、曹監督から指摘があり、確認したという。特に戦術面では、3バックでスタートし、後半に入った段階で4バックにシステムを変え、同12分に石原を入れる段階で前半の3バックに戻したが、一連のシステムの変更が、ピッチの中でうまく伝わっておらず、なかなか攻撃にいけなかったといい、その点を確認したようだ。

 斉藤は「曹さんに言われるだけじゃなく、選手の中で解決しなければいけない、というのが今日の試合では出た。ただ、選手間での話し合いは前より増えているし、考えてやろうとしている。継続したい」と前向きに話した。

 菊地は「システムのことも、もちろん、ありますけど、それ以前に守備の部分で個人でサイドを突破されるシーンもありましたし、簡単にサイドチェンジのパスが通り、ピンチになったシーンがあった。そこは個人の問題だと思う」と反省した。【村上幸将】