京都サンガFCの元日本代表DF田中マルクス闘莉王(35)がハットトリックを達成した。

 後半7分、同27分、にゴール。2-2に同点とされた後半47分には3点目を挙げ、これが決勝弾となった。右足を負傷し、離脱していたため4試合ぶりの出場。この日は192センチのベルギー人FWケビン・オリス(32)と2トップを組み、攻撃の軸を担った。12年以来自身3度目のハットトリックで、ここ5試合1分け4敗と不調だったチームを救った。

 闘莉王は「先制されて、(一時は)逆転して、でも追い付かれて。僕自身、もう1点取ってやろうという気持ちがあの(後半ロスタイムの)1点につながった」。布部陽功監督(43)は闘莉王について「いるだけで相手も嫌。チームメートとしては頼りになる心強い存在」とたたえた。