C大阪清武弾、右サイドで奮闘 攻撃リズム作った

前半、ゴールを決め、アシストしたC大阪FW柿谷(右)に抱きつくMF清武(撮影・田崎高広)

<明治安田生命J1:C大阪5-2広島>◇第11節◇14日◇金鳥スタ

 セレッソ大阪が今季最多5発でサンフレッチェ広島に大勝した。セビリアから「帰ってきた男」の奮闘が攻撃のリズムを作った。MF清武が前半33分に今季2点目となる勝ち越し弾。春先に左太もも負傷の影響があった日本代表MFだが、これで3戦連続フル出場と確実に状態を上げてきた。

 2失点しても、5点取れる。右サイドを攻めに、守りに清武が走り回る。「トップ下と違って、頭を使いながら上下運動。後半途中で脳は止まるし、足も止まった。サイドは難しい」。それでも両サイドを起点にプレスをかけていくC大阪の攻撃サッカーが、少しずつ実を結び始めた。

 2ゴールの杉本も「先制されても前の選手で『我慢してやろう』と冷静に話すことができた」とチームの良化を口にする。首位とは勝ち点3差。まだまだ伸びしろをもって、戦国Jリーグを戦い抜く。