長崎総合科学大付3回戦へ、C大阪内定安藤が先制弾

前半、長崎総科大附FW安藤(右)は先制ゴールを奪う(撮影・小沢裕)

 長崎総合科学大付(長崎)が前半のうちに高川学園を突き放し、3回戦へ進んだ。

 序盤はつばぜり合いの時間が続いたが、均衡を破ったのはJ1のセレッソ大阪に内定しているエースFW安藤瑞季(3年)だった。

 前半32分、中央で右サイドからのパスを受けると、ペナルティーエリア手前から右足でミドルシュート。高速ながらカーブがかかり、ワンバウンドしたボールがゴール右隅をとらえた。「GKはDFが重なって見えにくいと思ったので(DFの)外を巻いて打った。うまくいってよかった」とふり返った。

 これで勢いに乗ると、前半35分にDF岩本蓮太(3年)が追加点。後半は後手に回ってPKで失点を許したものの逃げ切った。次戦の相手は強豪・青森山田に決定。安藤は「(最大でも)あと4試合しかない。ゴールに飢えている」とまだまだ暴れ足りない様子だった。