2大会ぶりの優勝を狙った東福岡が、終了間際の失点で敗退した。

 0-0で迎えた後半ロスタイムに、CKからヘッドで合わせられて、福岡大会の予選(4試合)から通じて6戦目で初めて取られた失点で涙をのんだ。

 森重潤也監督(52)は「自分たちのサッカーをさせてもらえなかった部分もあれば、自分たちで出来なかった部分もある。リズムが取れなかった」と肩を落とした。後半に入り決定的な場面を何度もつくりながら、得点できなかったことが最後に響いた。

 主将で、ガンバ大阪入りが内定しているMF福田湧矢(3年)は「自分のせいです。勝ち抜くのが難しい大会だと感じた」と号泣していた。J2ファジアーノ岡山入りが内定しているDF阿部海大(かいと=3年)は「ちょっとの差だった」と唇をかみしめていた。