鳥栖8戦ぶり勝利、主将吉田は「次へつなげたい」

鳥栖対清水 前半11分、PKを決めジャンプで喜ぶ鳥栖MF原川(右から3人目)(撮影・菊川光一)

 J2降格危機のサガン鳥栖が第5節の3月31日名古屋グランパス戦以来、8戦ぶりの勝利を飾った。

 前半11分、「今の状況を考えると先制点が重要だった」とMF原川力(24)が執念のPKを決めて先制。1点を返されて迎えた同26分、FW小野裕二(25)のヘディングゴールで勝ち越すと、後半も波に乗り同6分、韓国人MF安庸佑(26)の2戦連発でリードを広げた。

 同32分、MF小野が累積警告で退場し10人となったが雨の中最後まで集中力を切らさず、主将のDF吉田豊(28)は「自信になる。勝つことがこんなに大変なんだと初めて思った。次へ全力でつなげたい」と意気込んだ。