C大阪攻守に精彩欠き完敗 山口「走れなかった」

清水対C大阪 後半、清水に3点目を奪われ厳しい表情を見せるC大阪MF山口(右)(撮影・足立雅史)

<明治安田生命J1:清水3-0C大阪>◇第16節◇18日◇アイスタ

 セレッソ大阪は0-3と完敗し、後半戦へ向けていきなりつまずいた。日本代表としてワールドカップ(W杯)ロシア大会を戦ったMF山口ら、豊富なタレントをそろえながら攻守に精彩を欠いた。山口は「相手より走れなかったのが、一番の敗因。序盤から相手に勢いがあった」と、さえない表情で振り返った。

 攻め方も単調だった。前半はMF清武を中心に中央突破を図ったものの、中を締めた相手に阻まれた。ならばと、後半はサイド攻撃に切り替えたが安易。攻め手を読まれてゴールに迫れなかった。首位サンフレッチェ広島との勝ち点差は14に開き、逆転優勝には厳しさを増し始めた。FW杉本は「連係のフィーリングは良くなっている。あとはどれだけ結果として出せるか」と前を向いた。