乾がW杯サプライズスター選出「全てで輝き」と絶賛

W杯決勝トーナメント・ベルギー戦の後半、チーム2点目のゴールを決め雄たけびを上げる乾(18年7月2日撮影)

 国際サッカー連盟(FIFA)は16日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会で一躍脚光を浴びた「サプライズスター」5人を発表し、日本代表のMF乾貴士(30)が選出された。乾は出場4試合で2得点し、2大会ぶりとなる日本の16強入りに大きく貢献。イングランド代表DFトリッピアーやデンマーク代表GKシュマイケルら、世界中から注目された選手らとともに名を連ねた。

 乾はFIFAの公式サイトで、決勝トーナメント1回戦ベルギー戦で決めたミドルシュートの動画とともに紹介された。開幕前にベティス移籍を発表しており「ベティスに自身との契約が正しかったことを証明した。4試合で印象的なプレーを見せた」と評価された。

 1次リーグ第2戦セネガル戦でも1得点1アシストと活躍し、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。独特なボールタッチでドリブルする乾のプレーについてもFIFAは「素早いパス回しと、止まることのないダイナミックな動きは、まさに“サムライブルー”の象徴だ。サイドで創造的なプレーを見せ、ゴール、ひらめき、意外性すべてで輝きを見せつけた」と絶賛した。

 また、W杯公式日本代表チームリポーターの鈴木英寿氏は169センチの乾について「身長は低いが、決定力、(プレーの)正確さ、すさまじいほどの攻撃力、すべてが武器であることを示した。ベルギー戦で決めたゴールは記憶に残るものになるだろう」と評した。

 乾は17日、ツイッターで「なぜか岡ちゃんと敬礼ポーズ

ゆっくりしまくり(^^)

サイコー」とつぶやき、岡崎慎司とオフを楽しんでいる様子を伝えた。