日本サッカー協会は17日、8月5日に開幕するU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)に出場するU-20女子日本代表メンバーを発表した。

 A代表のなでしこジャパンに選出経験もあるMF長野風花(19=仁川現代製鉄)や、MF宮沢ひなた(18=日テレ)、FW植木理子(18=日テレ)らが順当に選出された。

 池田太監督(47)はメンバー選考について「チーム発足から約50人以上の選手を選出し、積み上げてきたチームです。そこから今回の21人を選びました。技術ももちろんですが、パワー、スピード、高さ、インテリジェンス、選手それぞれの良いところが合わさって強いチームになるような、そういった観点で、バランスのいい選手たちを選びました」と説明した。

 目標には優勝を掲げ、チームの強みには「粘り」と「明るさ」を挙げた。池田監督は「チームの一体感は強いものを持っている。選たちはピッチの上でも我慢強くやってくれるだろうし、それをピッチの上で出していきたいと思います」と話した。同じく会見に出席したDF南萌華(19)は「選ばれていない選手の力もあって今があると思う。しっかり自覚と責任を持って戦うのもそうですけど、その中でしっかり結果をつかんでいきたい。全員で優勝していきたいと思います」と意気込んだ。

 来年6月には、なでしこジャパンがW杯フランス大会に出場する。選手たちは、この大会をステップにA代表入りを目指していく。池田監督は「(A代表に)どんどん食い込むためには、世界大会を経験することが選手の成長につながる。今大会でもマックス6試合を経験してもらいたいですし、その中で技術的にも精神的にも強くなっていけたらなと思っています」と期待を込めた。

 U-20女子日本代表は、同大会1次リーグでU-20アメリカ代表、同スペイン代表、同パラグアイ代表と対戦する。