岡崎慎司、出番なしも「虎視眈々と」/一問一答

レスター岡崎慎司(撮影・PIKO)

 レスターの岡崎慎司はホームでのウェストブロミッジ戦でベンチ入りしたが、出番がなかった。

 試合は1-1で引き分けた。岡崎の試合後のコメント。

 -出番あるかな、と思ったけど?

 「もう慣れてますから(笑)。普通に使いたかった、と監督も試合前に自分にも言ったんですけど…。まぁまぁ、こういうのには慣れているんで。でも普通に見ていて、今日の相手はやっぱり、いつもそうですけどやりづらいですね。レスターが一番攻めにくい相手っていうか。まぁ(ボールを)中盤で持たしてくれるんでね。かなり対策を(立てて来た)。ワンボランチをおいて、アンカーつきの5-4-1みたいな感じで。ロドリゲスまでも右サイドに置いて。守備に徹して来たんで。まぁFKを決められた時点で結構厳しいかな、と思ったんですけど。まぁ、あの(マレズの)1発で。スリマニが入って、サイドに流れたりするんで、前半はなかったんで。どうしても皆が中央に寄りすぎて、中央から攻めようとして取られてカウンター(を食らうこと)が多かったかなと。もうちょっと、こう、バーディーぐらいしか裏を狙っていなかったんで。そこのサイドの裏っていうのがポイントだったのかなと思うんですけど」

 -バーディーとイヘアナチョがあまり合わなくて。

 「まぁ、今日の相手はやりづらい(相手)ですけどね。誰が出ても、レスターの組み立ての力だったら、ああいうふうになってしまうかなと思います。とは言っても、そんなに相手にも怖いシーンはなかったし、リヤド(マフレズ)の(ゴール)が先に入っていれば自分たちが勝てる試合だったと思うし。基本的にはレスターらしい戦い方だったかなと思いますけど(苦笑)」

 -でも、もう少し間で受ける人がいれば?

 「そうですね。それも言えるし、逆にボランチが組み立て系よりは潰し系の2人なので、まあ、なかなか。結局センターバックのハリー(マクグアイア)が持って行ってドリブルしていくしかない、それが、本当だったらボランチにやってほしいところだったと思うんですけど、はい」

 -日本代表での次の試合はブラジルとベルギー。

 「そうですね。そういう自分が試合に出るとか出ないとかっていうのはあまり考えていないです。呼ばれれば考えるし。でも今はやっぱりレスターで結果を出すことが一番だと思うし。実際に今日は出られなかったんで。何でかというのはあまり自分の中では考えずにやっているって感じですね。なんかもう、その議論については自分はもう諦めたというか。出る時もあれば(出ない時もある)。だからどっちもそんな感じですね、日本代表も。サッカー人生をやっぱり楽しみたいので、このレスターでのチャレンジをやっぱり楽しみたいので。6試合で3点取れているという自分の気持ちもあるんで、そういう意味では出られなかったからと言って、自分のプレーでやれば点取れる力はやっぱり自分は、今年はあると思っているんで。今日もね、ラスト、まあ出るチャンスがあればと思ったんですけど全くなかったんで(笑)。最初に決まるまではグレイが出るか(どうか)という感じだったんで。まあ、ほぼ(出場するチャンスは)なかったんで」

 -後半の3-4-1-2だったら。

 「2トップの下で出られたら自分、かなりチャンスがあるんじゃないかなと密かに思ってるんですけど。(今季)3点取っているというのはあんまり監督にとっては自分のアドバンテージには全くなっていないかなと思いますね。結局はそこじゃなくて勝利。去年もそうだったけど、勝っていれば外しづらい。でも負ければすぐに変えるという立ち位置にレスターでは確実に(なっている)。しょうがない、だってこれだけいい選手がいて、今日もベンチからスリマニが出るわけだから。まあ自分もそういう気持ちは、自信がなくなれば試合に出られないわけだから。ただ、この後すぐに試合が入ってくるし、カップ戦も入ってくるから。そういう意味では自分がアピールする、価値を見い出せるチャンスはあるので。虎視眈々と狙っていきます」

 -3-4-1-2は今後もやっていきそう?

 「練習でも何度か、こっちに残った組でやったんですけど。一番最初からあのフォーメーションではきついですね、やっぱり。ただああやってロングボールを入れていくんだったら、そのセカンドボールを拾う役割を自分ができるので。クロスに入っていければチャンスかなと思います」

 -実際に勝っていないことに関して焦りみたいなものはない?

 「いや、あると思いますよ。やっぱりハーフタイムもそうだし。正直、ウェストブロミッジ相手に攻めあぐねるのはしょうがないと思っていて。むしろ後半勝負かなと僕は思っていたので。それでも選手は『もっと良くしようよ』みたいな流れになっていたので。逆に0-0でいいやん、って僕は思ってたんですけどね」