ヘルタからドイツ2部デュッセルドルフに移籍したFW原口元気(26)が、加入翌日にデビューした。チームの18年初戦となるホームのアウエ戦に1-0の後半17分から出場。5カ月後のワールドカップ(W杯)ロシア大会へキャリア初の2部リーグから再出発した。同僚のFW宇佐美貴史(25)も途中出場。チームは2-1で勝ち、11勝4分け4敗で首位をキープした。
移籍決定翌日、いきなり原口がピッチに立った。後半17分、交代枠の1番手として登場。5季ぶりの1部昇格を期待するファンの期待を背に、主戦場の左サイドで躍動した。38分にハーフウエーライン付近で2人をかわして前進、42分にも2人を置き去り。5分間で2度ドリブル成功で1万9617人を魅了した。
出場はヘルタ時代の昨年12月18日ライプチヒ戦以来で「久しぶりに公式戦に出たので楽しかった」と笑顔になれた。一方で「少しリハビリが必要というか、やっぱり最後は息が上がった」。30分以上のプレーは同10月14日シャルケ戦(44分)以来と3カ月以上も前で「徐々に慣れていくしかない」と状態を高めていく必要性を痛感した。
チームの勝利に貢献したが、ドイツ1部で100試合を超える公式戦に出た男は満足しない。「ヘルタだったら『グーテ・アルバイト(良い仕事)』と言われたけど、もう1つ違いをつくらないと」。試合後はフンケル監督からも「ここでは、もっとゴールに絡んでほしい」と期待された。
その言葉に目は輝く。「ここに来たのは自分の良かった部分を取り戻し、伸ばせると思ったから」。14年夏まで在籍した浦和時代を思い出した。「昔はグイグイ行ってドリブルシュート決めていた。そういうプレーが半年で4、5本、決まれば。自信を持ってW杯に行ける」。1部より守備に追われる時間の少ない2部で、個人で局面を打開できた本来の輝きを取り戻す。【鈴木智貴通信員】