ロンドン銅のドナートらイタリア8選手が処分免除

 ドーピング検査を逃れた疑いがあったイタリアの陸上26選手のうち8人について同国オリンピック委員会(CONI)は21日、処分を免除されたと明らかにした。2012年ロンドン五輪男子三段跳び銅メダリストのファブリツィオ・ドナートや07年世界選手権男子走り幅跳び2位のアンドリュー・ハウが含まれる。ロイター通信などが報じた。

 イタリアの反ドーピング機関が昨年、検体の提出拒否や所在地申告の規則を破ったことなどを問題視して2年の資格停止処分を要請していたが、同国陸連は手続きやシステムの不備が問題だったとした。残る18選手の処分は保留されている。

 イタリアでは08年北京五輪男子50キロ競歩覇者、アレックス・シュバーツァーの検査逃れに協力したとして、14年ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子銅メダルのカロリナ・コストナーが資格停止処分を受けた例もある。