GMOが長距離チーム発足 東京五輪メダル争い目標

陸上男子長距離チーム「GMOアスリーツ」の発足会見に臨む、前列左から熊谷社長、花田監督、青学大・原監督ら(撮影・益田一弘)

 IT大手のGMOインターネット(東京都渋谷区)は7日、東京都内で陸上男子の長距離チーム「GMO ATHLETES」発足の記者会見を開き、1996年アトランタ、2000年シドニー両五輪男子長距離代表の花田勝彦監督は「20年東京五輪でメダル争いをして、勝てる選手を輩出する」と抱負を述べた。

 当面は駅伝に参戦せず、トラックやマラソンでの五輪出場を狙う。アドバイザーには箱根駅伝で2連覇中の青学大の原晋監督が就任した。選手の指導はせず、花田監督に助言するなどしてチームを支える。原氏は「日本人が世界で戦えるようになるための手助けをしたい」と男子マラソンの復活を目標に掲げた。

 選手はことしの箱根駅伝10区で区間賞を獲得した青学大出の渡辺利典ら6人が所属している。