国際陸連は7日、2012年ロンドン・パラリンピック男子走り幅跳び覇者で義足のマルクス・レーム(ドイツ)について、リオデジャネイロ五輪出場の可否をめぐって必要な基準を検証するため作業部会を設置したと発表した。20日にモナコで最初の会議を開く。提案を受けて6月の理事会で結論を出す見通し。

 レームは昨年、障害者による世界選手権で8メートル40の世界記録を樹立。しかし国際陸連は五輪出場の条件として義足が有利に働いていないか、選手個人で証明することを義務付けている。

 作業部会はドイツ陸連や国際パラリンピック委員会、国際陸連の選手委員らで構成される。